F1第18戦ブラジルGPの土曜日フリー走行3回目は、ルノーのロバート・クビカがトップタイムをマークした。BMWザウバーの小林可夢偉は13番手だった。
予選のある土曜日朝のフリー走行は、昨夜からの雨により完全なウエットコンディションでセッションのスタートを迎えた。気温は20度、路面温度22度。ピットレーンがオープンになると各車はフルウエット用のエクストリームウエザータイヤで早々にインスタレーションラップを終えていった。
セッション開始時はすでに雨は上がっていたものの、序盤はコース上の雨量が比較的多かったために、各車はエクストリームタイヤで周回をスタート。1分25秒台から徐々にタイムを上げていった。そのなか、ウイリアムズのニコ・ヒュルケンベルグは残り40分付近で早くもタイヤを浅溝のインターミディエイトに履き替えると、積極的に周回を重ねながらセッションをリードしていく。
セッションも中盤に入ると上位勢もタイムを上げていき、フェラーリのフェルナンド・アロンソが1分20秒200をマークして、このセッションで初めてトップに浮上する。さらに残り30分過ぎにはチームメイトのフェリペ・マッサがアロンソのタイムを上回り、フェラーリが一時タイムシートの上位を独占するかたちとなった。
しかし、残りが20分近くになると、初日のドライコンディションで圧倒的な速さを見せたセバスチャン・ベッテルが好タイムをマーク。1分19秒500というタイムでマッサからトップを奪うと、セッションはベッテルがリードしたまま終盤へと進んでいった。
その終盤、レッドブルのウエーバーとフェラーリの2台が早々とガレージに引き上げたのとは対照的に、マクラーレンはチェッカーまで走行を続け、ルイス・ハミルトンが2番手にポジションをアップ。さらには、ルノーのクビカが上位を脅かす走りを見せ、ついにはベッテルのタイムも更新。1分19秒191というトップタイムでセッションを締めくくった。
ここではヴァージンのティモ・グロックが最多の27周を重ねたが、上位勢でエンジンの状況が厳しいとされるフェラーリの2台は9周を走っただけ。また、ウエーバーもタイヤを温存したのか、わずか6周で走行を終えている。
