イギリスで韓国GPを録画予約をしていたファンが、レースを最後まで見られなかったとして中継を行ったBBCに苦情を寄せている。
当初BBCは、午前6時から午前9時15分(現地時間)の枠をF1中継に割り当てていたが、大雨によるレース開始の遅れや赤旗再開後のセーフティカーランなどで多くの時間が費やされたため、フルディスタンスの55周を予定の放送枠に収めることができなかった。
同局はこれに対応するため放送枠を15分ほど延長したが、それでもレースは終了しなかったため、放送を続ける手段としてチャンネルをBBC1からBBC2に移している。
しかし、不運なことにチャンネルが移行した後にレースは急展開。BBC1を録画していたファンはチェッカーはおろか、セバスチャン・ベッテルのエンジントラブルというレース一番のハイライトを見ることができなかったのだ。
放送終了後、BBCには273件の苦情が寄せられた。
これについて同局のスポークスマンは、「スケジュールの変更は解説を通じて何度かアナウンスされ、移行直前にも再度行われた」とコメント。
「レースは午後2時からもBBC1で再放送が行われ、BBC iPlayerでもオンデマンドの視聴が可能だった。さらにBBC3では午後7時から1時間のハイライト放送もあった」と主張している。
韓国GPは、午前6時から午前9時30分までのBBC1が約132万8000人、BBC2移行後の午前9時30分から午前10時30分までが159万5000人の視聴者数だった。