ロータス・レーシングが、24日、2011年シーズンから伝説の「チーム・ロータス」の名称を使用することを発表した。
チームプリンシパルのトニー・フェルナンデスは、チーム・ロータス・ベンチャーズLtdを買収し、それによって「チーム・ロータス」ブランドの権利を取得したということだ。
フェルナンデスは喜びを表し、「今や自分たちがチーム・ロータスであると名乗れることが我々にとってどれだけの意味を持つか、言葉にするのは難しい。この夢をかなえるために、これまで懸命に働き、ようやく夢が実現した」とコメントしている。
ロータスは、シンガポールGPの週末に「非常にエキサイティングないくつもの発表」を行うと事前に宣言しており、チーム名の変更、ドライバーふたりの残留、ルノーとのエンジン契約を発表するものと推測されていた。さらに、トヨタとの技術提携のうわさも浮上していたが、今回は名称変更の発表をするにとどまっている。
英autosport.comによると、フェルナンデスは、来季に向けて新たなエンジン契約がまとまっていることを明らかにしたものの、ルノーとの契約であるとは明言しなかったということだ。
「もちろん(エンジン契約について)何らかのものはあるが、今日は名称のことに集中したい。エンジンに関する契約は準備ができており、発表できる段階になればお知らせする」とフェルナンデスは語っている。