3度のワールドチャンピオンであるニキ・ラウダが、ティモ・グロックが2010年にF1にデビューするマノー・グランプリと契約したのは間違った決断だったと述べた。
元トヨタドライバーで高い評価を得ているグロックは、来季はルノーに加入し、ロバート・クビカのチームメイトになるとの見方が強かったが、17日、マノーと契約したことが正式に発表された。
契約発表に際し、グロックは、「2010年に向けていくつか選択肢があり、そのうちいくつかはトップチームだった」と述べ、「ひとつのチームを確立するプロセスに加わり、マシン開発において重要な役割を担いたかった」とコメントした。マノーはヴァージンと契約し、ヴァージンF1として参戦するものと考えられているが、ラウダは、本当にルノー加入の可能性があったのであれば、グロックがマノーに入るという決断をしたのは間違いであると断言した。
「マノーが彼にとって唯一のチャンスだったのだとしか、私には考えられない」とラウダはドイツのアウト・ビルド誌に対してコメントした。
「新規チームのうちどこのチームがいい仕事ができるのかなど、誰にも判断できない。だから、グロックがなぜルノーやザウバー/カドバックチームのチャンスに食い下がらなかったのか分からない」