F1の商業面のボス、バーニー・エクレストンが、今週、モンツァでのイタリアGPは2016年が最後になるだろうとの発言を行った。

 イタリアGPは1950年にF1選手権がスタートして以来、毎年開催されており、イモラが使用された1980年以外はすべてモンツァで行われてきた。

 現在の契約は2016年までとなっており、新契約についての交渉がスタートしているが、エクレストンは契約は結ばないだろうとほのめかした。

 Gazzetta dello Sportからモンツァの将来について聞かれたエクレストンは、次のように答えた。
「よくない。新たな契約を結ぶことはないと思う。今の契約期間は商業面において悲惨な状況だからね」
「だから2016年でさよならということになる」

 イタリアでのF1のテレビ視聴者数は大幅に低下している。エクレストンは、今年フェラーリが低迷していることによって、ファンがテレビ放送を見なくなっていると示唆した。

「他のどの国よりもイタリアの視聴率は低い」とエクレストン。
「デジタル放送によってチャンネル数が増えたこともあるし、ツイッター、フェイスブックといったコミュニケーションツールにより若者たちの心が離れている」
「どうすればイタリアでの視聴率が上がるか。フェラーリが予選と決勝でワンツーを飾れるようになれば、すべての国で視聴率が上がるだろう。フェラーリは世界的に愛されているチームだからね」

 モンツァがエクレストンが要求する金銭条件をのめなかった場合、代わりの開催地はムジェロになるのではないかと推測されている。フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、フィアットが所有するムジェロでの開催を望んでいるといわれているが、エクレストンによると、まだ交渉は行っていないということだ。

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