メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベルト・ハウグが、メルセデスW02は現段階でレースをした場合、トップ10にも入れないだろうと述べた。
現在合同テストが行われているバルセロナで、19日、ハウグがドイツのメディアに対して次のように述べたとMotorsport.comが伝えている。
「今日レースが行われたとしたら、我々はトップ10に入れないだろう」
その翌日のテスト3日目にはロズベルグがトップタイムを出したものの、初日はミハエル・シューマッハーが8番手、2日目はロズベルグが7番手だった。
ハウグはAuto Motor und Sportに対して次のようにコメントしている。
「現段階で我々のマシンにトップ10に入れる力がないことは分かっている。だが我々は温度の問題に苦労し、ニコはKERSを積んでいなかった」
「新しい空力パッケージになれば、上とのギャップを大きく縮めることができ、表彰台に上れるだけのパフォーマンスを発揮できる見込みだ」
シューマッハーはSpeed Weekに対して「僕らの目標は数週間前と変わってはいない」と述べている。
「このマシンで表彰台に立ちたい。うまくいけば勝つことも可能かもしれない」
Auto Motor und Sportの計算では、レースシミュレーションにおいてメルセデスW02はレッドブルRB7より1周約1.5秒遅いという結果が出たということだ。