【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第4戦 （富士） 公式予選

プレスインフォメーション\t2010年6月12日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第4戦 （富士） 公式予選

ポルシェ ジャパン株式会社（本社：東京都目黒区 代表取締役社長：黒坂 登志明）とポルシェ カレラ カップ ジャパン （PCCJ） 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第4戦 公式予選を、2010年6月12日（土） 富士スピードウェイ（静岡県）にて開催いたしました。

天候：晴れ　気温： 21℃　路面温度：30℃

　ポルシェカレラカップジャパン（以下PCCJ）2010シリーズは、6月12日、13日に第4戦と第5戦のダブルヘッダーが富士スピードウェイで開催される。『THEワンメイクレース祭2010富士』のメインカテゴリーとして組まれた今回のレースは、2010年のPCCJにエントリーした16クルー全員が顔を揃え、さらにスポットで#33荻野哲生も加わり、総勢17台が初夏の富士を舞台に火花を散らす。

　6月11日金曜日の専有走行を制したのは、前戦で#10安岡秀徒に連勝を止められたチャンピオン#1清水康弘。「前回の富士の反省を踏まえて、いろいろとセッティングを変更した」と、ただひとり1分44秒台で走り抜けた。「今年のマシンに合わせて自分自身のドライビングも変えてみました」と、#10安岡をこのまま行かせるつもりはない。

　6月12日土曜日の公式予選。僅かに雲が残るが太陽も顔を出しており、気温も上がりつつある。F3を始めとする様々なワンメイクレースの予選が行なわれるなか、10時50分に#9小林賢二を先頭に911GT3カップが次々とピットをスタートする。しかし、#1清水、#10安岡はピットにマシンを止めたままだ。

　インラップ後、2周目にいきなり1'45.435を記録したのは、#5高見沢一吉。その後、#36WAPPAYAが、その時点で2番手タイムとなる1'45.936で走るが、なかなか#5高見沢のタイムを上回れない。そして、予選開始5分、#10安岡が動き出した。すぐさま前日の専有走行での自身のタイムを凌ぐ1'44.954を記録、2位以下を0.5秒以上も引き離す。
　
「自分のやるべきことが出来る最低限のガソリンで集中して走った」と#10安岡。その後、1'44.213までタイムを縮め、このまま初ポールが決まるかと思われた。残り15分、遂に#1清水がコースインする。「安岡君のタイムを見て、コンディションが悪くないと判断しました」と、すぐさま1'44.806でラップ。さらに、残り10分を切った時点で、#10安岡を0.026秒上回るトップタイム、1'44.187を叩き出した。

「正直ヒヤヒヤしましたが、ポールポジションが獲れてよかったです。とにかく決勝はスタートがキモになります。万が一先に行かれても、前回のように引き離されずに面白いレースを見せますよ」と、#1清水は会心のタイムに笑顔を見せた。一方の#10安岡は、「ポールを獲りたかったですね……。ちょっと迷いがありました」と落胆を隠さない。

　3番グリッドは、予選後半ピットに戻りインターバルを取った直後に、1'45.382の好タイムをマークした#9小林。「ピットでクールダウンしたあと、アタックが決まりました。決勝は前の2台に1周でも2周でもついていきたい」と意気込みを語る。しかし、#36WAPPAYA、#5高見沢、#47福原稔、#77茂田久男が45秒台のタイムで続いており、3位争いが白熱化することは間違いなさそうだ。

　クラスBは#15神取彦一郎（B）が、ここまで連勝中の#48大久保仁（B）に0.893秒差をつけて、今シーズン初のポールポジションを獲得。また、予選を6位で終えた#4林久盛は、ピットレーンにおけるスピード超過から6グリッド降格の処分を受けている。

　第4戦の決勝は同日の14時20分にスタート。15周で行なわれる決勝レースのベストラップが、翌日の第5戦のグリッドポジションを決める。

■第4戦 公式予選結果
Car#\tDriver\tClass\tCar Name\tTime
1\t清水　康弘\tA\tART TASTE CUP\t1'44.187
10\t安岡　秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t1'44.213
9\t小林　賢二\tA\tKDCこばやし歯科GT3Cup\t1'45.382
36\tWAPPAYA\tA\tわっぱや ディレクションDRP\t1'45.426
5\t高見沢　一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t1'45.435
47\t福原　稔\tA\tRIRE RACING\t1'45.755
77\t茂田　久男\tA\tFSF ディレクションDRP\t1'45.986
7\t海宝　善昭\tA\tアーテック　タカラ樹脂　GT3\t1'46.193
11\tShigeru Terashima\tA\tTomeiSports GT3\t1'46.272
16\t横幕　ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t1'46.298
15\t神取　彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t1'46.358
4\t林　久盛\tA\tTomeiSports GT3\t1'45.554
3\t江本　玄\tA\tアキラレーシング GT3\t1'46.461
48\t大久保　仁\tB\tRIRE RACING\t1'46.668
23\t藤田　宗\tB\t魁力屋・ARTEC\t1'47.251
33\t荻野　哲生\tB\tB-MAX GT3 CUP\t1'48.604
19\t新妻　和雄\tB\tりりあんレーシングポルシェ\t2'04.770

※ #4はピットレーン速度違反により予選結果に対し6グリッド降格のペナルティ