2011年F1スペインGPの金曜プラクティスで、フェラーリのフェルナンド・アロンソは1回目4位/2回目5位、フェリペ・マッサは1回目16位/2回目8位だった。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=4位/2=5位
今日は多くの新しいことを試したので、これから今日の作業全体で得られた情報を推定し、明日に向けてクルマにとってどれがベストなパーツかを選択していかなければならない。僕のファーストインプレッションはよかった。前進できていると思う。
クルマによって状態が違うので、フリープラクティスで他車とのギャップを判断することはいつだって難しい。レッドブルが相変わらず皆の前につけていることに驚きはない。現時点では彼らは最速だし、特にここバルセロナやブダペストのようなコースは、彼らのマシンの特徴によくマッチしているからね。予選で彼らを負かすことは難しいかもしれないが、レースでは彼らやマクラーレンにもっと接近でき、プレッシャーを与えられるかもしれない。
僕らはまだセットアップ作業を行っていく必要がある。今日はとても多くのことをテストしたため、たくさんの変更を行う時間がなかった。
ポディウムに上るチャンスは、トルコの時よりここの方が高いだろう。タイヤに関して? ピレリは新しいタイプのハードを持ち込んできたが、ソフトを使用せずにQ1を通過できるとは想像しがたい。冬のテストですでに分かっていて、今日の走行で確信できたことは、デグラデーションがかなり深刻だということ。イスタンブールの時のように多くのピットストップが見られるレースになる原因になりそうだ。
フェリペ・マッサ フリー走行1=16位/2=8位
順調な1日とはいかなかった。タイヤ、特にハードコンパウンドに多くの問題を抱え、うまくまとめて良いラップタイムに繋げることができなかった。残念だよ。僕らがここに持ち込んできたニューパーツはパフォーマンスレベルを改善させるものだったからね。もちろん、他チームも相変わらず手強いし、僕らの主なライバルとは決定的なギャップがあるけれど。予選とレースに向けてできる限りベストな準備をし、最適なチョイスを行っていかなければならない。
タイヤに関しては、あまり詳細を語りたくない。この部分に関しては、まだ多くの課題があるということだけを言っておこう。
コースを外れた時のことだが、リヤが滑ってグラベルに飛び込んでしまったんだ。バリアのすぐそばまできたが、幸運にも衝突はせず、ダメージを受けることなくコースに復帰できた。