ウイリアムズは、今年ブルーノ・セナの走行時間を削ってバルテッリ・ボッタスをほとんどのグランプリのFP1で走らせたのは正しい判断だったと主張した。
セナは今年ほとんどの金曜フリー走行1回目でボッタスと交代しなければならないことは最初から承知していたが、走行時間が足りないことが自身のパフォーマンスに響いていると常に主張していた。彼は今年20戦中15戦でFP1を走っていない。
ボッタスはFP1で素晴らしいパフォーマンスを見せ、ウイリアムズは来季、セナの代わりにボッタスをレースドライバーに起用することを決めた。
ウイリアムズのチーフオペレーションズエンジニア、マーク・ジランは、セナが苦戦したことで、プラクティスで十分に走行させなかったことに対して疑問が生じたかという質問に対し、「いい質問だ。それについては今後深く考える予定だ」と答えた。
「バランスを取らなければならない。こうすることはシーズン最初から分かっていた。ブルーノがFP1で走れないことの影響を和らげ、バルテッリのことを最大限に知ることができるよう、我々はベストを尽くした」
「ドライバーはそれぞれフィードバックが異なっている。ブルーノとパストール(・マルドナド)も違うし、バルテッリはブルーノやパストールとは全く違う。そこから我々はたくさんのことを学べた」
「バルテッリは(FP1での走行によって)非常に大きなメリットを得た。我々もサードドライバーから多くの情報を得た」
ジランは、ボッタスに走らせたことは、ウイリアムズのマシン開発においてもメリットがあったと語った。
「バルテッリはシミュレーター作業を大量にこなしていたので、シミュレーションパッケージを推し進めるため、彼がコース上で走ることは重要だった」