2014年F1第4戦中国GPの公式予選Q1は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。順位結果は以下のとおり。
ノックアウト方式で行われる予選ファーストラウンドのQ1は14時(現地時間)から。心配された天候は、FP3以降も雨が止まず、ウエットコンディションでのスタートとなった。セッション開始時の気温は14度、路面温度は16度を記録した。
全車が出走するQ1は18分。セカンドラウンドのQ2に進めるのは上位16台までとなる。
セッション開始とともに各車は続々とコースインするが、ケータハムの2台とジャン-エリック・ベルニュはインターミディエイトタイヤを選択する。しかし、コースイン直後はフルウエットを履くメルセデスのニコ・ロズベルグもコースオフするなど、路面は依然厳しいコンディション。それでも小林可夢偉とマーカス・エリクソンはインターのまま走行を続けた。
上位の争いは本命のメルセデス勢がウエットでもライバルをリード。ロズベルグが1分56秒351でトップにつけ、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手。3、4番手にセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドのレッドブル勢が続くが、フェラーリのフェルナンド・アロンソもセクター3でのミス以外はメルセデスに迫るペースを見せた。
残り5分を切ると、レッドブルのベッテルが1分55秒台に入れてトップに浮上。一方、14番手以下の8台はインターを装着。さらにその後もインターにスイッチするマシンが増え、最終的に2番手につけたニコ・ヒュルケンベルグ、5番手のバルテッリ・ボッタスらもインターを装着した。
可夢偉は最後までQ1突破を目指してコースに留まったが、18番手で敗退。それでもライバルチームのマルシャ2台を上回るポジションで予選を終えた。
Q1トップは終盤にベッテルを上回ったハミルトン。なお、ロータスのパストール・マルドナドはエンジントラブルで出走できなかった。