バーニー・エクレストンは、2013年にエンジン規則が変更になり、よりエコなエンジンが使用されるようになれば、ファンがF1への関心を失い、テレビ局はもうF1を放送しなくなるだろうと述べた。

 昨年末、世界モータースポーツ評議会は、2013年にF1エンジンに関するレギュレーションを大幅に変更することを承認した。2013年、F1のエンジンは、現在の2.4リッターV8エンジンから1.6リッター 4気筒 直噴エンジンに変更される。
 エクレストンはこれはF1にとってよくないことだと主張した。

「小さなターボ4気筒への変更には絶対に反対だ」とエクレストンはAustralian Associated Pressに対してコメントした。

「我々には必要ない。それが重要なのだとしたらサルーンカー・レーシングにおいてだ」
「それ以外では基本的にPRであり、それはF1には関係ない。こういう変更を行えば、F1にとってひどいダメージになるだろう」
「プロモーターは多数の観客を失うはずだ。我々がTVを失うのは間違いない」

 エクレストンはこの件についてFIA会長ジャン・トッドと意見が対立したことを明らかにした。
「正直言って、彼はプロモーターではないし、F1を売っているわけではない。ジャンと私はこのエンジンについて少し意見が食い違っている」
「我々はKERSシステムを導入した。F1はエコではないという問題はこれで解決されるものと思う。したがって我々は他のところに進まなければならない」

 エクレストンは、エンジンの音が低くなることで、人々がF1への関心を失うと考えている。
「私は、スポンサー、プロモーター、ジャーナリストなど世界中のさまざまな人々と会っている。F1で本当に重要なのはふたつあると私は思う」
「ひとつはフェラーリであり、もうひとつはサウンドだ。皆サウンドを愛し、これに興奮している。F1レースに初めて行った人々は(何が気に入ったか)聞かれると『音』と答える」
「シンガポールにロシアの人々を連れて行った。彼らにとってはそれが初めてのF1レースだった。その後ロシアで彼らに会った時、何に感動したかを尋ねた」
「私は音のことなど考えていなかったのだが、彼らは一番大事なのは音だと言った。信じられないが、女性にとってもそうなのだ。女性はサウンドが大好きだ」

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