ブラウンGPが素晴らしいシーズンスタートを切ったことに関し、バーニー・エクレストンは、ホンダは今季マシンのポテンシャルを予想できずに撤退してしまったと述べた。

 過去2年にわたって成績不振に苦しんできたホンダは、昨年F1全チーム中最も多額の資金をつぎ込んだ後、世界的な景気後退に直面、昨年12月に突然F1撤退を発表した。その後何週間にもわたって将来が不透明な状況におかれた元ホンダF1チームだが、ロス・ブラウンのチーム買収によってブラウンGPとして生まれ変わった。昨年の戦いを諦めて力を集中させてきたそのニューマシンBGP001は、走り出すやいなや圧倒的な速さを発揮、開幕2戦で連勝を飾った。

 エクレストンは、ホンダは撤退するという決断を今頃悔いているだろうと考えている。
「彼らは膨大な予算をつぎ込んだにもかかわらず、結果を出せなかった。おそらくそのポテンシャルを認識していなかったのだろう」というエクレストンの発言が、ブルームバーグに掲載された。
「もし認識していれば、撤退などしなかったはずだ。撤退していなければ、この結果はすべてホンダのものだったのだからね」

 ブラウンのマシンは今はメルセデス・ベンツのエンジンを積んでいるのだが、新オーナーのブラウンは、このことには触れず、ホンダの撤退は純粋に経済的な理由に基づいてのものだったと主張した。
「彼らは撤退せざるをえず、非常に苦しんだはずだ」とブラウンは言う。
「ホンダ上層部の方々からたくさんのメッセージを受け取った。当然ながら、チームが前進したことで、彼らは悔しい思いをしている。しかし、彼らのビジネスのためには、ああすることが必要だったのだ。今彼らがパートナーではないことが残念だ」

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