ケータハムのマーカス・エリクソンは、自分の方が体重が大幅に重いことでチームメイトの小林可夢偉に対して1周あたり0.5秒損していると語った。
2014年F1では新たなパワーユニット導入に伴い、マシンとドライバーの最低重量が691kgに引き上げられた。しかしそれでも長身、すなわち体重が重いドライバーを乗せるチームは特に重量制限に近づけるのに非常に苦労しており、ドライバー自身も厳しい減量に取り組まざるを得なくなっている。
各ドライバーの現在の正確な体重は明らかにされていないが、公式サイトには可夢偉の体重は63kgと記されており、2月の時点でユーロスポーツ・スウェーデンはエリクソンの体重は69kgであると報じていた。
今週バーレーンで行われたテストの際に、エリクソンは、今、自分の方が可夢偉より10kg重く、それによってタイムの面で大きなロスをしていると語った。
「問題は彼の方が僕より10kg軽いことだ。そのために彼と同じレベルのタイムを出すのはとても難しい。重量の面だけで毎周彼より0.5秒失うことになるからだ」とエリクソンはCrash.netに対して語った。
「そのために苦労している。僕らは常にマシンの軽量化を図るため努力している。でも自分がルーキーであるだけでなく、10kg重いことが1周のタイムに響くのは少し悔しい」
ケータハムのマシン自体、重量が重めであると、エリクソンは認めている。
「正確な重量は知らないけれど、僕らの2台のマシンが最低重量より比較的重めなのは分かっている。でも彼の方が僕より10kg軽い。つまり僕のマシンの方がかなり重いということになる。そのためにラップタイムの面で大きなロスになるのは残念だ」