イタリア・サルディニアで開催されている世界ラリー選手権(WRC)の第6戦。14日に行われたデイ3は、前日トップにたったセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が逃げ切り今季4勝目。ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)が自身最高位の2位を獲得し、3位にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が入っている。

■フォルクスワーゲン・モータスポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジェ/総合優勝
 サルディニアで勝利することは、選手権争いでとても重要だった。大きなリードを稼ぐことができたよ。

 最高のマシンとチームで、僕とジュリアン(・イングラシア)が完璧な仕事をしたことがこの結果に繋がったと思う。

 今回は走ったことがないステージが多かったし、走行距離も長かった。だから、ぼくたちは常に100%集中していたよ。今シーズンのなかで、体力的に最も厳しいラリーだった。だから優勝できたことを誇りに思っているよ。

■ヒュンダイ・モータスポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ヘイデン・パッドン/総合2位
 表彰台フィニッシュを飾ることができて、最高の気分だよ。今週末は走りだしからいいペースを刻むことができていた。

 土曜日午後のアクシデントでラリーが終わったと思ったけれど、プッシュし続けて2位を確保したまま日曜日を迎えることができた。今日は、一切リスクを冒さないように心掛けてドライブしたよ。

 夜中までかけてマシンを修理してくれたチームのメカニックに感謝している。彼らが居なければ表彰台に登ることはできなかったからね。

ティエリー・ヌービル/総合3位
 簡単な週末では無かったから、表彰台に登ることができて本当に嬉しい。サルディニアのルートは、マシンにとってもドライバーにとっても厳しい物だった。

 全体的に競争力を発揮できた週末だったと思うし、いくつかのステージではトップタイムを獲得できた。チームメイトと一緒に表彰台に登ったことを誇りに思うよ

■Mスポーツ(フォード・フィエスタRS WRC)
エルフィン・エバンス/総合4位
 金曜日にトラブルがあったから、総合4位という結果はまったく想像していなかった。スタートする時からドライブシャフトなどに問題を抱えていたんだ。

 土曜日は気持ちを切り替えて、安全な走りに徹することにした。その結果、とてもいいリズムを刻むことができたよ。そのおかげで総合5番手のポジションを盤石なものにすることができたし、今日はマッズ(・オストベルグ)にトラブルがあったことで、ポジションをひとつあげることができた。

 次のポーランドはハイスピードなラリーが展開される。少し戸惑いを覚えるかもしれないけど、いいリズムを刻んでいきたいね。

■シトロエン・トタル・アブダビWRT(シトロエンDS3 WRC)
マッズ・オストベルグ/総合5位
 ミスをして表彰台を逃してしまった。ペースノートの記載が甘くても大丈夫なラリーもあるけど、今日は違った。かなりタイトなコーナーだったにも関わらず、ワイドになってしまい、茂みに隠れていた岩にヒットしてしまった。右リアのサスペンションとブレーキにダメージを負ってしまったよ。

 時間をかけてなんとかマシンを修復して、完走することができた。路面コンディションが荒れたラリーが続いていたから、高速で路面がスムーズなラリー・ポルトガルが待ち遠しいね。

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