WRCオーストラリアで既にマニュファクチャラーズタイトル連覇を確定させているフォルクスワーゲン勢。フランスでは、セバスチャン・オジエがタイトル連覇確定を逃した一方、舗装初勝利をマークしたヤリマティ・ラトバラはタイトルへの望みが一気に膨らんだ。また、フォルクスワーゲン・モータースポーツIIのアンドレアス・ミケルセンは、いつWRC初勝利をマークしてもおかしくないほどの成長ぶりを見せており、3台のポロR WRCがスペインで全開のバトルを繰り広げることになりそうだ。

 チームの状況について代表のヨースト・カピートは「ポロR WRCでWRCに参入して以来、私たちのドライバーから勝利の意欲をこれほどまでに感じたことはないよ」と語る。「どのドライバーにも、成功を収めて歴史を作るチャンスがある。見応えのある戦いを期待しているよ」 ポロR WRCは、このスペインでWRC参戦25戦目の節目を迎える。

 フランスでタイトル確定を逃したオジエは「フランスは、不運なラリーとなってしまった。十分反省して、ラリースペインに向けては今まで以上にモチベーションを高めている。絶対にスペインでタイトルを決める。去年はスペインで勝っているし、フィーリングもいい」と気合いを見せる。

 対するラトバラは「まだタイトル争いの望みを残しているが、2戦を残してこの状況に自分が立つのは初めて。セバスチャンとはエキサイティングなバトルになると思う。ステージのキャラクターは僕にも向いているし、好きなラリーだ」とバトルを心から楽しみしているようだ。

 タイトルチャンスがない分、プレッシャーも背負わなくて済むミケルセンが目指すのは、自身初勝利。「フランスで2位に入ったことで、ドライバーズ選手権では3位が確定したから、スペインは比較的リラックスして臨める。これで、落ち着いてWRC初勝利を目指すことができるよ。次のゴールのために、リスクを負うこともあるかもしれない。今季は2回、2位に入っているし、1度は優勝も目前だった。もしスペインで果たせなくても、少なくともGBでは達成したいね」

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