グループ・ロータスがルノーF1チームの株式を取得、来季チームは「ロータス・ルノーGP」としてF1に参戦することが発表された。グループ・ロータスは、親会社プロトンの全面的なサポートを得ていると強調、ロータス・レーシングと同じブラック&ゴールドのカラーリングにすることも明らかにした。
今季デビューしたロータス・レーシングは、来季はチーム・ロータスとして参戦すると表明、ルノーエンジンとの契約も結び、ブラック&ゴールドのカラーリングに変更することも先月すでに発表していた。しかし8日にルノーF1チームは、来季のロータス・ルノーGPもブラック&ゴールドのカラーリングを採用することを明らかにした。
ロータス・レーシングとグループ・ロータスは「チーム・ロータス」の名称使用権についてもめており、訴訟問題にまで発展しているといわれている。
ルノーF1チームのリリースにおいて、次のように記されている。
「2010年F1に、グループ・ロータスからのライセンスにより、ロータスの名前が復活したが、今回の歴史的な発表によって、親会社プロトンの全面的なサポートの下で、ロータスというマニュファクチャラーがこのスポーツに完全な復帰を果たすことになる」
グループ・ロータスのCEO、ダニー・バハールはこうコメントしている。
「F1における我々のブランドの使用について大きな論争が起こっていたことはよく承知している。我々のポジションを正式かつ決定的に明確にできたことを喜ばしく思う。我々がロータスだ。我々は戻ってくる」
同じブラック&ゴールドのカラーリングを採用することについては、2カ月以上前から構想が練られていたと説明されている。