ケータハムの新たなチームオーナーは、夏休み明けとなるベルギーGPに向けたメジャーアップデートへの投資にゴーサインを与えた。
最近、スイスと中東の投資家グループに買収されたケータハムは、コンストラクターズ選手権で得られる貴重な商業権収入を確保するために、ランキング10位を目指している。
昨年11位に終わったケータハムは、今年も10位以内に入ることができなければ、およそ2000万ポンド(約35億円)を失うことになる。そのため、チームは直近のライバルであるマルシャとザウバーを上回るために、これまで滞っていたマシンのアップグレードに新たな資金を投じる構えでいる。
「アップグレードをできるだけ早く望んでいる」と、チームプリンシパルのクリスチャン・アルバースは語っている」
「それには常に多くのコストがかかってきたので容易なことではないだろう。だが我々は今、それに取り組んでいる」
またアルバースは、ランキング10位で終えることがケータハムの長期的な将来を保証するのに不可欠かと問われると、次のようにコメントした。
「もちろんだ。しかし、我々がワールドチャンピオンになるつもりなどというナンセンスなことを言うつもりはない」
「現実的になる必要がある」
「まずは誰もが生き残れる健全な状況にした上でプッシュしていく必要がある」
「我々にとっての優先事項は合理的なコストでできるだけ多くのアップグレードを得ることだよ」