2010年F1第15戦シンガポールGPの日曜決勝で、ロータスのヘイキ・コバライネンは16位を獲得、レース終了間際にマシンから出火した際にピットインしなかったのは、ピットに入った方が危険だと判断したからだと説明し、自ら消火したため、チームは消防士としての給料も払ってくれるべきだと冗談を言った。ヤルノ・トゥルーリはリタイアしている。
■ロータス・レーシング
ヤルノ・トゥルーリ 決勝リタイア
すごくいいスタートを決めて、ヘイキと一緒に好調に走っていた。でもその後トラブルが起きたんだ。最初のセーフティカーが出動した時、早々にピットに入ったけれど、その直後にタイヤがパンクした。その後ハイドロリックのトラブルが出た。このトラブルには今シーズン何度となく悩まされてきたけれど、また発生したんだ。正直言って難しい週末だったけれど、次は鈴鹿だ。すごく楽しみだよ。鈴鹿ではもう少し運に恵まれるといいな。
ヘイキ・コバライネン 決勝16位
こんな風にレースを終えることになるなんて思ってもいなかったよ! 出火するまでは、かなり強力な走りをしていたし、ずっとマシンのフィーリングもよかった。15位に向けていい感じだったけれど、終盤にブエミと接触した。スピンしてコース上に戻ってきたが、燃料タンクの空気抜きバルブが割れて、それによってエアボックスの出火が起きたのだと思う。ピットに入るのが安全じゃないのは間違いなかったから、それは避けたかった。それでメインストレートのコース脇にマシンを止めた。ウイリアムズのスタッフが消火器をくれたから、自分で消火した。トニー(・フェルナンデス)とマイク(・ガスコイン)に、僕は消防士の仕事もしてるんだからもっと給料を上げてくれなきゃって話したよ。