アレックス・ザナルディが7日、ロンドンパラリンピックにおいてふたつ目の金メダルを獲得した。
F1で活動し、CARTでは2回タイトルを獲得したザナルディは、2001年、CARTのラウジッツリンク戦でのクラッシュで両脚を切断する重傷を負った。しかし彼はその後WTCCでレースに復帰、数年にわたって参戦した後、2009年末にレースから引退し、パラリンピックに出場するため、ハンドサイクルでの活動に専念していた。
5日にブランズハッチでの16kmのH4タイムトライアルで金メダルを獲得した45歳のザナルディは、7日、64kmの個人H4ロードレースも見事に制した。
ザナルディはブランズハッチの一部を利用したコースで、8周のレースを他の9人の選手と競った。オープニングラップでは6位、5周目には8位に落ちた彼は、そこから挽回を図り、残り2周の段階でトップに立った。ザナルディは2時間32秒のタイムで、2位に1秒差で優勝を飾った。
「こんなドラマティックな形で優勝することができ、本当に誇りに思う」とザナルディが語ったと、SPEEDが伝えている。
「脚がなくても僕は完成したサイクリストだと証明できた」
ザナルディは土曜のリレーで3つ目のゴールドを狙う。
インディカーのチームオーナー、チップ・ガナッシとジミー・バッサーは、来年のインディ500でザナルディを走らせることを計画している。