元F1世界チャンピオン、ミハエル・シューマッハーが、フェラーリは今季いまだにポイント獲得を果たしていないが決して諦めたりはしないと主張した。
フェラーリは、開幕3戦ノーポイントという、近年では最悪のシーズンスタートを切った。チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは、今後ダブルデッカー・ディフューザーおよび様々な空力モディファイを導入するが、来月のスペインGPまでに劇的な向上が見られなかった場合は、F60の開発は諦め、2010年型マシンに労力を集中させる可能性があると認めている。
シーズン中のテストは禁止され、風洞の使用とコンピュータシミュレーションも制限されている中、マシンの向上を図るのは例年より困難であると思われる。フェラーリのアドバイザーであるシューマッハーも簡単にはいかないだろうと認めているが、それでもフェラーリは諦めないと語った。
「以前なら、(風洞の)シフトを2倍にしたり3倍にしたりできただろうが、今年はそれはできない」とシューマッハーは、ドイツの通信社DPAのインタビューでコメントしている。
「我々は状況を認識している。それでも諦めてはいない」
「フェラーリは今まで諦めたことはない。フェラーリを見限ってはならない。がっかりしている暇などない。常に前進あるのみだ」
第3戦を終えた段階でノーポイントなのは、フェラーリとフォース・インディアだけだ。
F1 ニュース
シューマッハー「フェラーリを見限ってはならない」
