ミハエル・シューマッハーとメルセデス・グランプリが2010年の契約にあたって口頭での同意に達したとドイツ国内メディアが報じている。この同意により、シューマッハーは2010年にF1復帰を果たすと言われている。
まだ正式な契約には至ってないものの、期間は1年間になると報じられており、1年後の2011年には同じドイツ人であるセバスチャン・ベッテルがレッドブルから移籍、シューマッハーの後を引き継ぐという筋書きだという。
このシューマッハーの復帰を「最も大きなカムバックのひとつである」とドイツのビルド誌は報じている。
一方で、契約への障害となるものとしてフォーカス誌は「FIAのメディカルチェックがある」と記載。これはフェリペ・マッサの代役として今シーズンのレースに出場を宣言した後に、2輪で負ったダメージを理由に復帰を撤回をしたことから、完治していなければ復帰が認められないことを懸念している。
なお、フォーカス誌は契約金の額を350万ユーロ(およそ4億5560万円)だとしている。また、契約にはメルセデスのスポーツ大使としての役割も含まれている模様。
これらのことから、ビルド誌に語ったあるインサイダーによると最終決定には、メディカルチェックをパスし、フェラーリの同意が必要になるという。「シューマッハーは健康管理ができていると自覚し、最後に行ったテストも順調だった。彼はロス・ブラウンと働くことを待ちきれないようだ」とインサイダーは言う。
一方、スポークスパーソンのサビーヌ・ケームはコメントを拒否しているが、シューマッハーのマネージメントチームに近い者によれば“ウワサ以上”であるとユーロスポーツ・ヤフードイツに語っている。