ザウバーのテストドライバー、セルゲイ・シロトキンが今週のバーレーンF1合同テスト初日に走行、スーパーライセンス発給の条件である走行距離300kmを超えたことが発表された。
ザウバーは18歳ロシア出身のシロトキンを育成し、F1にデビューさせることを目指している。彼は8日、バーレーンでC33を走らせ、76周、411.312kmを走行、1分39秒023のタイムで全体の8番手となった。
「すべてが最高だった。バーレーンを走るのは初めてだったけど、このコースが気に入ったよ」とシロトキン。
「ワールドシリーズbyルノーのマシンで走っている時と比べると、ザウバーC33はエンジンパワーも加速も圧倒的に優れていた」
「午前中の速いラップでは何度かミスをしているから、本当ならあと1秒速いタイムを出せたと思う。でも全体的に見て、シーズンをいい形でスタートできた」
「午後には靴による問題が出てきた。靴が小さすぎて、ブレーキングでものすごく痛くなった。それで靴を替えたけど、その後もベストの状態ではなく、ドライブしにくかった」
「楽ではなかったが、走行距離が300kmを超えたことを喜んでいる。これから改善するポテンシャルはたっぷりあるし、皆、満足していいと思う」
靴の問題について詳しい状況を聞かれたシロトキンは、Crash.netに対して次のように説明した。
「自分の靴がここに届かなかった。ここにあった靴は僕には小さすぎたんだ」
「ハードブレーキングをすると、足がものすごく痛かった。あまりに痛くてピットに戻ってくるのが難しいほどだったよ。このサーキットはブレーキングポイントがたくさんある。ストレートに出るたびに『あぁ、コーナーが近づいてくる。またブレーキを踏まなきゃならないのか!』って思ったよ」
ザウバーは、翌9日はテスト&リザーブドライバーのギド・バン・デル・ガルデにC33のステアリングを託す。