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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.12.02 00:00
更新日: 2018.02.17 04:42

ジャニ「次の夢はタイトル獲得とル・マン優勝」


プレスインフォメーション  2014年12月01日

FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦、サンパウロ(ブラジル)

ドラマチックな状況の中、ポルシェ919ハイブリッドが初優勝

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のポルシェ チームは、2014年FIA世界耐久選手権のサンパウロ最終戦においてロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組のポルシェ919ハイブリッドが初優勝を達成いたしました。

 ティモ・ベルンハルト(ドイツ)およびブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)と共にもう一台のポルシェ919ハイブリッドをドライブするマーク・ウェバーは6時間のレースの終了まで30分を切った頃、6位を走行していましたが、高速の最終コーナーでタイヤバリアに非常に激しく激突しました。チームがサーキットのメディカルセンターから最初に受け取った情報では、彼の負傷はそれほど深刻ではない、ということでした。しかし、彼は精密検査のためにサンパウロの病院に搬送されました。レースは、ニール・ジャニがステアリングを握るカーナンバー14の919ハイブリッドがセーフティカーの先導でフィニッシュして幕を閉じました。

カーナンバー14のレース展開:
 リーブは2番グリッドからスタートを切りましたが、1周目でトヨタに抜かれ1つポジションを落としました。順位を取り戻すための息を呑むような追撃を見せた後、彼は37周で3位のままポルシェ919ハイブリッドをジャニに渡しました。

 スイス人のジャニはトヨタを攻め続け、順位を入れ替えたものの、76周で車両をデュマに引き継いだ時点では、また3位になっていました。デュマは、88周でトヨタが他車に接触した際に再び抜き返します。105周目、デュマは右側リアタイヤのパンクのため、予定より早くピットに戻らなければなりませんでした。

 再びリーブがステアリングを握った後、119周でもう一台のポルシェ919ハイブリッドがトラブルに見舞われたことにより、カーナンバー14が首位に立ちました。リーブは144周でピットに入り、再度デュマにクルマを預けました。183周目に、ジャニが2位でマシンを受け取りました。222周目のピットストップでは、彼はコックピットに留まり、タイムを稼ぐためにタイヤを交換しないという賭けに出ました。この賭けが功を奏し、919ハイブリッドは初優勝を果たしました。