2010ダカールラリーは12日、ステージ10が行われ、総合トップのカルロス・サインツ(フォルクスワーゲン・レーストゥアレグ)が今回のラリーで初のステージウィンを獲得した。ステージ2番手にはステファン・ペテランセル(BMW X3 CC)がつけている。
この日のステージ10はラ・セレナからサンティアゴまでの山岳地帯で、ツイスティなセクション。そんな中、このラリーで初のステージウィンを獲得したのは元WRC王者であるサインツだった。
「WRCでよく見るようなステージだったね。我々には合っていたよ。タイトなコーナーに、スリッピーな路面。欲張っていたら、より大きなものを失うようなコンディションだった。でも、我々は良いリズムで走ることができて、フロントスタートのナッサー・アル-アティヤーとともに速く走ることができた。彼のダストで追い抜くことはできなかったけどね」とサインツ。
ステージ2番手はベテランセルがつけたが、トップ3のフォルクスワーゲン勢とは2時間の差がついている。総合2番手はアル-アティヤー、3番手はマーク・ミラーだ。三菱レーシングランサーのカルロス・スーザは6番手をキープ。ギレーム・スピネリ、オルランド・テラノバもトップ10圏内につけ、上位10台はフォルクスワーゲンが4台、BMWが2台、三菱が3台、ハマー1台という構成になっている。
市販車部門でトップを走っていたトヨタ・ランドクルーザー200のニコラ・ジボン/三浦昴組は、このステージで転倒、リタイヤを喫した。代わって三橋淳/ブルーノ・カタルリ組のランドクルーザーが部門トップに立っている。
●ダカールラリー ステージ10の模様(www.dakar.com)
