“世界一過酷なモータースポーツ”と言われるダカールラリーの2016年大会が開幕。現地2日にアルゼンチンのブエノスアイレスでセレモニアルスタートが行われたのち、スペシャルステージ“ステージ0”が行われたが、このステージで観客4人を巻き込むクラッシュが発生。大会主催者は現場に救急隊を派遣するとともに、ステージを途中でキャンセルしている。

 2016年大会から実施される7マイル(約11キロ)のステージ0は、翌3日に行われるデイ1のスタート順を決めるためのものだが、ここでのタイムも総合結果に含まれる。

 観客を巻き込んだクラッシュはステージ折り返しとなる6.6キロ付近で発生。今大会がダカールデビューとなるゴウ・メイリン(ミニ・オール4レーシング)のコースオフに、観客4名が巻き込まれてしまった。大会主催者のアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)は「所有する4機のドクターヘリと3台の救急車に加え、8台の地元救急隊を事故現場に派遣」し、負傷者をただちに地元の救急病院へ搬送したと発表すると同時に、この日の走行をキャンセルすると明らかにした。このクラッシュまでに2輪部門とクアッド部門の全車、4輪部門の111台中59台がステージを走行していた。

 ステージ0のトップは、6分08秒でオーバードライブ・トヨタのベルンハルト・テン・ブリンケ(トヨタ・ハイラックス)が獲得。テンブリンクは「本当に素晴らしい結果だ」とコメントしている。

「1度もミスすることなく完走できて、完璧だったと言えるね。本格的なダカールは明日からスタートするけど、デイ1を先頭から走り始めることができるのは嬉しいよ」

 2番手にはカルロス・サインツ(プジョー2008DKR16)が続き、3番手にチェビー・ポンス(フォード・レンジャー)がつけているほか、昨年王者のナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)が4番手、今大会がダカールラリー初参戦となるミッコ・ヒルボネン(ミニ・オール4レーシング)とセバスチャン・ローブ(プジョー2008DKR16)はそれぞれ、7番手と10番手となっている。

 本格的な競技は、現地3日からスタート。デイ1はロサリオからビラ・カルロス・パスまでの約650キロ(SS距離258km)が行われる。

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