ラ・セレナ〜バルパライソ:総走行距離535km/ステージ距離157km

ダカールラリーは競技最終日を迎えた。残されたステージ距離は157kmと、ニュートラリゼーション区間のないステージとしては最短だ。ゴール地点となるバルパライソは太平洋に面した港湾都市であり、世界遺産にも登録されている歴史のある街。総勢204台の参加者たち(2輪78台、クワッド15台、4輪61台、トラック50台)がフィニッシュを果たした。

前日、26秒という僅差の争いとなった4輪部門はナニ・ロマが優勝。実は3日ほど前から監督のスベン・クワントによってチームオーダーが出ていたが、チームメイトのステファン・ペテランセルはデッドヒートを展開。最終ステージで順位を譲る格好となった。

「これまでで一番キツかったかもしれないね。後半戦はずっと難しくて長いステージが続いてきたし……。それでも、勝つことができてとてもうれしいよ。ナビゲーターのミシェル(ペリン)と一緒に成し遂げたんだ。今しばらくはこの喜びに浸ることにするよ。2004年に2輪で勝ってからちょうど10年、ついに4輪で勝つことができた。夢のようだ。今回の勝利は、以前コンビを組んでいたアンリ・マーニュ(2006年にモロッコラリーで事故死)と奥さんのルセットに捧げるよ」と、10年ぶりの美酒を味わった。

2位に入ったのはステファン・ペテランセル。
「もちろんこの結果にはストレスもあるが、ナニは友人だし、彼が喜んでいる姿を見るのはこちらもうれしい。なにしろ4輪に転向して以来、悲願の優勝だったんだから」と、チームメイトの労をねぎらった。

3位はナッサー・アル‐アティヤ。
「ポディウムに上がれたのはうれしいが、やはり1時間のペナルティが悔やまれるね。あれがなければまた話は違っていただろう」と、苦笑い。

チームランドクルーザーは三橋淳/アラン・ゲネックが市販車部門で勝利。ニコラ・ジボン/三浦昂が部門2番手となり、3年ぶりの勝利を1-2フィニッシュで飾った。

トラック部門のチームスガワラも無事に完走。菅原照仁/杉浦博之が総合12位、菅原義正/羽村勝美は総合32位で、排気量10リットル未満クラスの1-2フィニッシュを達成した。

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