F1チームはバーレーンGPが直前になって中止される事態も想定して準備を行っていると報じられている。
バーレーンは今も政情が不安定であるといわれ、人権団体はグランプリの中止を求めている。しかし先週、バーニー・エクレストンとチーム代表らはバーレーンサーキット担当者と会い、バーレーンGPは確実に開催されるとの主張がなされた。昨年バーレーンでは反政府デモが活発化したために、グランプリは一度延期された後に中止されている。
しかし、ドイツのAuto Motor und Sportの報道としてSpeedが伝えたところによると、チームは前の週の中国GP決勝の日曜の時点でバーレーン中止が決まることも想定したプランを立てているということだ。その場合、上海からバーレーンへのフライトをキャンセルし、ドバイ経由でヨーロッパに戻るといい、チケットの予約も行われているという。
しかしミハエル・シューマッハーは、バーレーン行きに何の懸念も抱いていないと述べている。
「僕は全く心配していない」とシューマッハー。
「(レースオーガナイザーは)すべてのことを予測し、準備しているはずだから、僕らに対する配慮は行き届いているはずだ」
「問題は起こらないと確信している」
第4戦バーレーンGPは4月20~22日に開催される予定となっている。