14日、パリのFIA控訴裁判所において、開幕前から問題になっていたディフューザーに関する審理が行われる。決定は現地水曜午後に発表になる見込みだ。

 フェラーリ、ルノー、レッドブル、BMWザウバーが、ブラウンGP、トヨタ、ウイリアムズのディフューザーは合法とするスチュワードの決定に異議を唱え、控訴を提出、これについての審議が14日に行われる。規則ではディフューザーの高さは175mmまでと定められており、争点となっているのは、問題の3チームがこの規則に違反しているかどうかだ。175mmまでという高さ制限は、ディフューザーがリヤの衝撃吸収構造部分の一部でもある場合には適用されない。また、このデザインにおいて作られている“穴”が空気の流れにおいて効果をもたらし、ダウンフォースを高め、マシンのポテンシャルを向上させるものかどうかも、争点となる。
 この“穴”については、3チームのデザイナーは“隙間”であると主張しているが、下から見た際に穴を通してマシンの一部が見えてはならないという規定に合致しているかどうかも問題となる。

 当然のことながら、それぞれの立場によって、この問題に対する意見は変わってくる。フェラーリの元デザイナー、ロリー・バーンは、イタリアのラ・ガゼッタ・デロ・スポルト紙に対して次のように語っている。
「ブラウンのマシンを下から見ると、サスペンションが見えるだろう。下から直接見たときに、それ(穴)を通してマシンのいかなる部分も見えないという場合に限り、リファレンスプレーンとステッププレーンの表面に完全に囲まれた穴を配することが許される」

 一方ブラウンは、自分たちに有利な判決が出ると自信を見せると共に、もしスチュワードの決定が覆っても、ジェンソン・バトンの優勝は取り消されることはないだろうと考えている。
「スチュワードはこれを合法だと言った」とブラウンはガーディアン紙にコメントしている。
「一部のチームがこの決定に不満を抱いている。しかし(このディフューザーは)我々の理解と一致している。この問題がどうなるのかは結果を見なければ分からないが、彼らが別の解釈があるという結論を出すにしても、すでに起きてしまったことを取り消すことはないだろう。(その時点では)我々のマシンは合法であると判断されたのだから」

 デイリー・メイルは、“あるパドックインサイダー”が火曜のヒアリングで3チームのマシンは合法であるという裁定が下るだろうと語ったと伝えている。実際にそうなれば、残りの7チームはいかに早く同様のデザインを取り入れられるかを検討せざるを得なくなるだろう。トップチームはすでに製作の最終段階にあり、ヨーロッパラウンドがスタートするバルセロナにはダブルデッカーディフューザーを導入するつもりでいると見られている。しかしリヤエンドを丸ごと作り変える必要があるレッドブルとトロロッソ、さらにフォース・インディアの対応は遅れるものと見られる。

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