DTM最終戦上海で、ゲイリー・パフェット(メルセデス)が優勝、2位に入ったポール・ディ・レスタ(メルセデス)が2010年のタイトルを獲得した。
上海のストリートコースで行われた最終戦の予選でクラッシュが相次ぐ中、タイトルを争うディ・レスタとパフェットがそれぞれ1位、2位を獲得。一方、ポイントリーダーのブルーノ・シュペングラー(メルセデス)はQ1でクラッシュ、マシンを修復して走行を続けるが、Q3のアタック中に他車のクラッシュによる赤旗でタイムを出せず、17番グリッドからのスタートとなった。
予選でクラッシュが多発したため、安全面を考慮し、決勝はセーフティカー先導によるスタートとなった。3周目の終わりにSCが戻ると、ディ・レスタは今季4回目のポールポジションからリードを守って走行。しかし1回目のピットストップでディ・レスタのタイヤ交換に時間がかかったため、パフェットがディ・レスタの前に立った。
50周目にクラッシュにより赤旗が提示され、75パーセント以上の周回を終えていたため、そのままレースは終了となった。パフェットが優勝、ディ・レスタは2番手、シュペングラーは13位に終わり、ディ・レスタのタイトルが決まった。決勝3番手はティモ・シャイダー(アウディ)だった。