ペドロ・デ・ラ・ロサは、長い間夢見てきたフェラーリでの初走行をスタートした直後にトラブルが発生し、マシンを降りなければならなくなった時にはがっかりしたと語った。

 ヘレステスト最終日にフェラーリでのデビューを飾った開発ドライバーのデ・ラ・ロサだが、午前中のインスタレーションラップ中にギヤボックスにトラブルが発生、マシンを降りることになった。しかしマシンは修復され、午後にはコースに復帰、51周を記録することができた。

「ギヤボックスが壊れ、インスタレーションラップでマシンから降りることになった」とデ・ラ・ロサ。
「昔からずっとこの機会を待ち続けてきたのに、いくつかコーナーを回っただけで突然マシンから降りなければならなくなって、がっかりした」
「ものすごくわくわくしていたが、その後、落ち込むようなことが起きたんだ。でもメカニックたちが頑張ってクルマを直してくれたおかげで、午後はそれなりに作業ができた。今のF1ではテスト1日の価値がとても大きいから、これは重要なことだった」

「僕らの状況を考えれば、終盤はかなりいい周回を重ねることができたと思うし、とても満足できた」
「今回のテストの裏には科学的なアプローチがあるんだ。単に『ペドロをマシンに乗せてみよう』というようなことじゃない」

 今年フェラーリのシミュレーターでの作業を担当するデ・ラ・ロサは、この日はラップタイムには目を向けずに自身の目標のために集中したと述べた。彼は12人中9番手のタイムを出すにとどまっている。

「目標は、マシンの今の状況、シミュレーターの今の状況を見て、このふたつをどうすれば近づけることができるかを考えることだ」とデ・ラ・ロサ。
「チームとマシンのことを知り、シミュレータープログラムの作業を推し進めるための1日だった」

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