今季ル・マン24時間からWEC世界耐久選手権に参戦するトヨタ・レーシングは、5月4日からテストを再開すると明らかにした。
トヨタは今季、ハイブリッドシステム搭載のプロトタイプカーTS030ハイブリッドを開発し、WEC第2戦スパから1台体制で参戦を開始、ル・マン24時間には2台体制で参戦を予定していた。
しかし、スパに向けてポールリカールでテストを行っていた4月4日、アクシデントにより1台目のモノコックを損傷。2台目のモノコックの製作がスパでのデビューに向けた空力やハイブリッドシステムの実戦仕様確認テストが行えないため、スパでのデビューは見送られていた。
トヨタ・レーシングでは2台目のモノコック製作を急いでいたが、当初より早く完成したこともあり、5月4日からテストを再開するという。
「2台目が予定より早く完成することに対し、全チームスタッフの努力に感謝したいと思います。いよいよこれから、実戦仕様の機能確認走行をはじめ、ル・マン本番に向けた数々のテストを集中的にこなしていくことになります」とトヨタ・レーシングの木下美明代表はコメントしている。