トヨタF1の撤退記者会見の席上、豊田章男社長は記者団からの質問に答え、一部の報道で噂されたエンジン供給のみのF1参戦継続はなく、完全撤退であると語った。他のモータースポーツは継続していくとしている。
一部の報道では、エンジンのみの供給やチームの母体に協力しての参戦継続が噂されていたが、豊田社長はこれを否定。「F1に関しては完全撤退します。他のレースについては継続しますが、それ以外のことはまったく白紙です」と語っている。
現在トヨタでは日本でスーパーGT、アメリカではNASCARなどの活動を続けている。今回はF1継続のみ断念したということで豊田社長は「各地域での活動は、より地域に根ざした活動を進めていきたいが、今はF1を含めて進めていくことは不可能。本当に頑張ったが、こういう決断に至るしかなかった」と語っている。