F1第4戦トルコGPの金曜フリー走行2回目は、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は18番手だった。

 現地時間14時(日本時間20時)からのフリー走行2回目は午前中の雨も上がり、雲の隙き間からは日差しも射し込んだ。セッション開始時の気温は14度、路面温度21度でコース上はほぼドライコンディション。フリー走行1回目でクラッシュを喫したレッドブルのセバスチャン・ベッテルはマシンを修復するため、午後の走行を取り止めている。

 90分のセッションが幕を明けると、開始序盤から上位のマシンも加わり各車とも早くから周回をスタートさせる。まずは、マクラーレンの2台が1分28秒台のタイムでセッションをリードするが、その後ニコ・ロズベルグとミハエル・シューマッハーのメルセデス勢が積極的な走り込みを行い順にトップタイムを更新。最初の30分はメルセデス、マクラーレン、そしてルノーの2台がタイムシートの上位を形成した。

 セッションが中盤に入ると、今度はルノーのビタリー・ペトロフを皮切りにオプションのソフトタイヤを投入するマシンが現れ始め、トップもマクラーレンのバトンへと移る。一方でフェラーリは、フェルナンド・アロンソがスピンした直後にピットロードでストップするアクシデントに見舞われるなど、未だ不調の波から脱しきれない様子だ。

 その後、セッション終盤は各車ともロングランなどを行い、タイムシートの上位も目立った動きがないまま進んでいく。ウイリアムズのパストール・マルドナドは、午前中のクラッシュに続きこのセッションでもターン8の立ち上がりでウォールにクラッシュし、マシンに再びダメージを負ってしまう。

 結局、午後のセッションもバトンが中盤にマークした1分26秒456がトップのまま終わりを迎え、メルセデスのロズベルグが1回目に続き2番手。チームメイトのミハエル・シューマッハーもルイス・ハミルトンの後ろ4番手と、マクラーレンとメルセデスの両陣営が初日好調なスタートを切るかたちとなった。

 ザウバーの可夢偉は、ロングランやニューパーツのテストを行うなど27周を走行し、18番手で初日を終えている。

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