レッドブルのクリスチャン・ホーナーによれば、エイドリアン・ニューエイの2016年のF1プロジェクトへの関与は、昨年と同様にディテールよりも全体的なコンセプトを見渡すものになるという。

 チーフテクニカルオフィサーを務めるニューエイは、昨年からチームの日常的な業務の最前線を退き、部下たちの相談役のような立場で仕事をしている。

 昨年、レッドブルは2008年以来の未勝利でシーズンを終え、今季もTAGホイヤーの名を冠したルノー製エンジンでの厳しい戦いが予想されている。それでもなお、チームはニューエイに再び現場に深く関与することを求めるつもりはないという。

「エイドリアンは昨年のクルマを作った時と同様の形で、新車のプロジェクトに関わってきた」と、ホーナーは言う。
「彼はすでに日常的な仕事やテクニカルチームの管理からは一歩引いた立場にあり、これまでにいくつかのプロジェクトを監督したが、どれもたいへんうまくいった」

「エイドリアンはクルマのディテールよりもコンセプトを見ながら、部下を指導してアドバイスを与えている。昨年のデザイン作業ではこのやり方が見事に機能した。そうして優れたクルマを作り上げたことで、テクニカルチームはさらに能力と自信を高めつつある」

「まだ(完全な代替わりではなく)中間的な形だが、それでうまく機能しているし、今年も彼は同じような立ち位置で仕事をすることになるだろう」

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