アメリカン・ル・マン・シリーズの2010年タイトルを獲得したパトロン・ハイクロフト・レーシングは、来季から使用するHPD製の2.6リッターツインターボエンジンを先週カロライナ・モータースポーツパークでテスト、トラブルフリーで走行を終えた。

 今季タイトルを獲得した3.4リッターNAエンジンに代わって2011年から搭載されることになるHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)製2.6リッターツインターボは、ボディワークに小変更を受けたアキュラARX-01cに搭載され、サイモン・ペジナウの手によりカロライナでトラックデビューを果たした。

 チームは2日間のテストで435マイルを走行。ドライブしたペジナウは「来季はレギュレーションで、LMP1もLMP2もスピードが下げられることもあり、今年の僕らのマシンよりも遅く感じたのは間違いない。でも、全体的には新エンジンのできは予想以上だったよ」と語る。

「HPDのみんなはいつも素晴らしい仕事をするが、今回もすべてが順調に行っており感銘を受けた。マシンもエンジンも扱いやすいし、ターボのレスポンスには本当驚いたよ。トップスピードはV8に及ばないかもしれないが、トルクのレベルは実に衝撃的だ」

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