2011年F1スペインGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは2位、ジェンソン・バトンは3位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝2位
今日の自分たちの速さは嬉しい驚きだった。実際レースにおいては、本当に高速のところを除けば僕らはレッドブル勢より速かったと思う。午後中全力でプッシュした。この結果には本当に満足している。あと数周あったら上位の順位が違っていたかもしれないけどね。でも終盤は時間切れになってしまった。
DRSがあってもこのコースではオーバーテイクするのが相変わらずすごく難しかった。ターン3やターン9でついていけないと、ほとんど無理なんだ。それから、セバスチャン(・ベッテル)の後ろの気流の中にいると、マシンがすごくスライドした。彼の後ろで走るのは信じられないぐらい難しかった。
僕らは予選ではまだかなり負けているけれど、レースペースはいい。だからもちろん予選ペースをよくする方法を考えていくよ。ジェンソンが挽回して表彰台に上ったのも本当に嬉しい。チームにとって最高の結果だ。
モナコはいつも楽しみなんだ。高速ダウンフォースの重要性が比較的高くなくて、ドライバーの腕がものをいうサーキットだから、僕らは強いはずだよ。
ジェンソン・バトン 決勝3位
ひどいスタートをして、ターン1とターン3にアウト側からアプローチすることになり、いくつも順位を落とした。1周目の最後には10位まで落ちてしまった。本当にがっかりした。その後は3位に入れるなんて思っていなかった。でも他のドライバーたちがピットストップをとても早く行い、僕のタイヤはまだいい感触だったから、もしかしたらいけるかもしれないと思い始めた。トルコはうまくいかなかったから、今日戦略がうまくいったのは本当に嬉しかった。僕らはオプションでできるだけ長く走り続け、他のドライバーたちが4回ストップなのに僕らは3回ストップでいった。その結果、素晴らしいレースができた。前のふたりには追いつけないだろうことは分かっていたけれど、何かが起こったときのために全力でプッシュした。
ピレリタイヤのライフはスイッチみたいなんだ。リヤが終わったとたんにラップタイムががくっと落ちる。今日僕らはうまく対処できた。最後にプライムを履いた時にはコースコンディションがよくなっていて、タイヤがとてもいい性能を発揮した。今日はレースをしたという感じがしたよ。
最後にチームに心から感謝したい。僕らの選んだ戦略は素晴らしかったし、ピットストップは完璧で、僕らはすべてをうまくやってのけた。チームの素晴らしい努力が生み出した結果だ。