2010年F1第15戦シンガポールGPの金曜プラクティスを終えたマクラーレンのルイス・ハミルトンが、今年行われた改修の結果、コースはかえって悪くなり、シケインで大きな事故が起こりかねないと語った。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=6位/2=3位
2回目のプラクティスではまずまずの走りができたし、クルマもよく動いていた。まだいくつか改善させるべき箇所は残っているが、今の状態でも快適に感じている。今日は、雨の後、路面がすぐには乾かず、多くの水たまりがコースのあちこちにできるということが分かった。とてもトリッキーなコンディションだった。路面がまぶしくて、コースのどこが濡れているのか見極めるのが難しかった。今週末これ以上の雨が降らないことを願うよ。ウエットコンディションでクルマをドライブするのはあまり楽しいとはいえないからね。ロングランのペースは良さそうだったが、燃料を多く積んだ状態でこのコースを走るのはなかなかタフだった。これだけ多くの燃料を入れてこのコースを走ったことは今まで一度もなかったからね。明日の予選はコース上でスペースを探し出せるかどうかにかかっている。もしトラフィックに遭遇しても、アクセルを踏み続けなければならない。特にQ1は、コースがもっとも忙しい時間帯になるよ。
ルイス・ハミルトン フリー走行1=18位/2=5位
コース上のいくつかの箇所に水が残っていて、今日のトラックはとてもトリッキーだった。でも、チームにとってはとてもいいセッションだったよ。僕らはかなり接近しているし、コンペティティブで、明日さらにタイムを上げることができるだろう。僕は楽観視しているよ。実際、今日僕らの前にいる人たちと戦えると思う。レッドブル勢はここでは、絶対に負かすことのできない相手ではない。OK、彼らは第2&3セクターではとても速かったし、僕らはそのセクターではもっとタイムを詰めるために全力を尽くさなければならない。でも、僕らにはそれができる自信があるよ。それと、コースは改修されて、かえって悪くなったよね。シケインはかなりトリッキーになってしまった。170mphでアプローチしていき、その時もし何かうまくいかなくて、縁石にヒットしてしまったら、最悪のアクシデントになるかもしれない。