2011年F1オーストラリアGPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは2位、ジェンソン・バトンは4位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選2位
今日の自分のラップにはとても満足している。マシンのフィーリングは素晴らしかった。ファクトリーやデザインオフィスのスタッフ、そしてコンポーネントを作っている人々のおかげだ。彼らは自分を褒めていいと思う。マシンにこんな大きな変更を加えるなんて勇気のいる決断だったが、皆の努力によって変更がうまくいった。すごい挽回だね! 今日の自分のパフォーマンスには満足しているけれど、KERSハイブリッドが最後のラップの途中で機能しなくなり、40パーセント使えなかった。でもそれで失ったのはコンマ2秒ぐらいだったと思う。このマシンの基礎がしっかりしていて、ここから発展させていけるものだと分かってよかった。明日は長いレースになり、1コーナーで勝負が決まることはないだろう。今週末は多くのポイントを持ち帰りたい。このマシンはもっとよくなると分かっている。まだやるべき仕事は残っているが、ここからならレースに勝てると思う。明日セバスチャン(・ベッテル)のレースをキャリアで一番きついレースにしてやるつもりだよ!
ジェンソン・バトン 予選4位
この結果に満足すべきだと思う。でもQ3には少しがっかりした。ニコ(・ロズベルグ)に引っかかり、フェリペ(・マッサ)が僕の前でスピンしたんだ。かなりの混乱だったよ。Q2で最後までアタックしなかったラップの方が速かったかもしれない。だからQ3ではパッケージの力を最大限に引き出せなかった。それでもテストの時と比べれば大きな進歩だ。だから僕ら全員がここまでの成果に満足すべきだね。それにこれからもっと向上させていけるだけのポテンシャルがある。このマシンではそれほどテストをしていなくて、まだかなり序盤の段階にある。信頼性が高く、まずまずの速さがあるので、大きなモチベーションを感じるよ。ファクトリーの全員が誇りに思うべきだ。今日この状態に持ってくるために彼らは本当に厳しい作業に取り組んだ。明日が楽しみだ。去年は4番手からいいレースができたし、今年も4番グリッドからいいレースを走ることができると思うよ。僕らはポジティブに感じ、明日優勝を狙えると思っていいだろう。