マクラーレンのジェンソン・バトンは、2015年に再びホンダのドライバーになる可能性は十分あると語った。
ホンダは2008年末でF1から撤退したものの、2015年にパワーユニットサプライヤーとしてマクラーレンと組み、F1活動を行うことを決定した。
バトンは2003年から2005年はBARホンダ、2006年から2008年にはホンダチームに所属していた。
2015年にマクラーレンに残り、再び“ホンダマン”になる可能性はあるか、と聞かれたバトンは、まだ先のことだが再びホンダで走る可能性は十分あると答えた。
「そうだね、可能性はあるよ。間違いなくある」とバトンは日本GP木曜記者会見で語った。
「何よりも、エンジンマニュファクチャラーがF1復帰に関心を持ち、新たに参戦するというのはF1にとって素晴らしいニュースだ。これによって他のメーカーもF1に戻ってくるといいね」
「日本のドライバーかマニュファクチャラーがF1に参戦することが日本にとって必要だと思う。ここ数年、メーカーの参戦がなくなっているし、今は日本人ドライバーもいないからね」
「日本の人たちはモータースポーツを心から愛していて、真のレーシングファンがいる。昨日、まだ水曜で準備の段階なのに、大勢の人たちが来ていたと聞いた。雨も降ったというのに、ファンの人たちはチームが準備をしているところを見ていたんだそうだ。本物のレースファンだよね」
「だから日本にとってメーカーがF1に参戦するのは特別なことだと思う。でも(ホンダの参戦まで)あと1年半ある。まだ先のことだし、今は来年メルセデス・ベンツと素晴らしい1年を送るのを楽しみにしている」
マクラーレンはまだ2014年のドライバーラインナップを発表していないが、バトンとの来季契約は結んでいるといわれている。
マクラーレン・ホンダは1年目から勝てる体制で臨むため、2015年に向けて強力なドライバーラインナップを用意することを目指しているとみられる。