レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーが、ライバル、マクラーレンは、日本GPでレッドブル勢のペースを抑えるためにジェンソン・バトンのピットストップを遅らせたのだと主張した。

 バトンはQ3でプライムタイヤでアタック、他と異なる戦略を採り、チャンスを狙った。彼はプライムタイヤでレースをスタートし、38周までの長いスティントをとった。他のトップ勢はオプションからプライムに交換、バトンはタイヤ交換までの13周で首位を走ったが、すぐ後ろに実質的なリーダーのセバスチャ・ベッテルとマーク・ウエーバーが迫ってきていた。事実ベッテルは、レース後、「ギャップをコントロールして、彼(バトン)がピットに入るのを待ち、その間プッシュしなかった」と語っている。

 ホーナーは、この時バトンは、5番手を走行していたチームメイト、ルイス・ハミルトンのためにレッドブル勢を押さえようとしたのではないかと疑っている。
「ジェンソンのレース戦略を少し心配した」とホーナーは語ったと、telegraph.co.ukが伝えている。
「我々は彼の後ろでコースに復帰することは分かっていたからね。その後、彼はハミルトンとのタイム差が詰まるように皆を押さえつけた」
「マクラーレンにサンドイッチされるような形になった。でもその後、ハミルトンのトラブルが悪化したようで、彼らはジェンソンの戦略を中止したのだ。彼はいくぶん“いけにえの小羊”のように見えた。はっきりは分からないが、おかしな感じだったよ」

 これに対してマクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、バトンをハミルトンのために利用しようとしたというホーナーの意見を否定した。
「確かに(そういう戦略をとる可能性は)存在したが、あの時点で我々はジェンソンのことも考えなければならなかった。彼にはオプションタイヤにおいて十分な時間を与えたかった。彼をもっと長く走らせていたなら……だがそれは我々のやり方ではない。他のチームはやるかもしれないが、それは我々がレースを戦うやり方ではないよ」

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