今季IZODインディカー・シリーズに参戦したルーベンス・バリチェロが、来季ブラジルV8ストックカーにフル参戦する可能性があると英オートスポーツは伝えている。

 40歳のバリチェロは、19年間戦っていたF1からアメリカへと参戦の場を変え、KVレーシング・テクノロジーからインディカーに挑戦していた。インディカー独特のストラテジーなどの対応に苦しんだバリチェロだったが、ソノマで最上位4位を記録するなどシリーズ12位でインディカー1年目のシーズンを終えている。

 9月中旬にインディカーは2012年のシーズンを終えたが、バリチェロは母国ブラジルのトップカテゴリーであるV8ストックカーに参戦。3レースに参戦したバリチェロは、インテルラゴスで行われた最終戦でオートスポーツの取材に対して、来季のV8ストックカー参戦を真剣に考えていると話している。

「インディカーもストックカーも両方、たくさんのポジティブな面があった。インディカーは、F1とは全く異なったものに適合しなければならなかったし、獲得した知識をもう一年使ってみたいよ」

「でも一方で、ストックカーのレースや環境、チームや長年の友達もいるドライバーたちからの温かい歓迎を楽しんだんだ」とコメント。

 9月のシーズン終了後にKVレーシングから離れたバリチェロは、ホンダエンジンユーザーのシュミット・ハミルトンやレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、チップ・ガナッシのセカンドチームなどに移籍するのではと噂されていた。しかし、インディカーにフル参戦するには約1億7千万円のスポンサーフィーが必要とされている。

「ここ3カ月、インディカーに戻るためにスポンサーを探していたよ。しかし、まだ見つけることはできていないんだ。半分の予算でシーズンのスタートを切ることはできないし、僕も望んでいないよ」とバリチェロ。

 スポンサーを見つけられなければ、バリチェロはいくつかのチームが接触してきているV8ストックカーのオファーを受けることを考えている。バリチェロを今季3戦ドライブさせたフル・タイム・スポーツのマウリシオ・フェレイラは、「彼がブラジルに戻れば、我々と一緒に参戦することに疑う余地はないよ。ほかにいいチームはないね」とコメント。

 バリチェロは、来季フェレイラのチームからブラジルV8ストックカーに参戦する可能性について「60%」と説明している。

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