ザウバーと契約問題で争っていたギド・バン・デル・ガルデが、裁判で認められたレース出場の権利をオーストラリアGPでは放棄することを土曜日に明らかにした。

 先週、ビクトリアの最高裁判所で、今季ザウバーからレースに出場する権利を勝ち取ったバン・デル・ガルデは、木曜日にもさらなる手続きとして、チームの法廷侮辱罪の適用を申し立てる動きをみせていた。

 しかし、土曜日の朝、バン・デル・ガルデの勅選弁護人であるジム・ピータースは、再び開かれたビクトリア最高裁の公聴会で「夜通し」話し合った結果、「問題は解決した」とコメントし、申し立てを取り下げた。

 バン・デル・ガルデの弁護団は、彼の契約を認めた最初の判決が依然有効で、今シーズンにザウバーC34をドライブできる状況に変わりはないとしながらも、今週末のオーストラリアGPは、自身の権利を放棄することを決めたと説明した。

「モータースポーツ、特にF1の利益のため、僕は今週末にメルボルンのグランプリでレースする法的権利を放棄することを決めた」と、バン・デル・ガルデは自身の声明でも、そう語っている。

「僕は情熱的なドライバーであるため、この決定は非常に難しいものだった。しかし、FIA、ザウバー・モータースポーツ、そして(フェリペ・)ナスルと(マーカス・)エリクソンの利益も尊重したいと思っている」
「僕のマネージメントは、現在の状況を相互に容認できる解決策を見つけるために、来週早々、ザウバーと交渉を継続いていく」
「僕は解決策が見つかると確信しているし、それを見つけることができた際にはメディアの皆さんにお知らせするつもりだ」

 これを受け、ザウバーも声明を発表し、バン・デル・ガルデと「相互に容認できる解決策を見つけるために、建設的な交渉を続ける」とコメントした。

 バン・デル・ガルデは、2週間後の第2戦マレーシアGPまでに解決策を見出し、レース出場を果たしたいと考えている。

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