バーレーンGPの開催が疑問視されている中、主催者は、17日、同GPの開催に向けて集中していくとのコメントを発表した。バーレーンでは反政府デモが拡大し、今週末予定されていたGP2アジア第2戦は中止された。
バーレーンの首都マナマでは多数の死傷者が出ており、3月3~6日のF1合同テストと3月13日のF1開幕戦バーレーンGPの開催が可能なのかどうか懸念が高まっている。
GP2アジアのオーガナイザーは、バーレーン・モータースポーツ連盟の要請により第2戦を中止したと説明した。チーム・ロータスのマイク・ガスコインは、Twitterにおいて次のようにコメントしている。
「バーレーンでのGP2レースが中止された。来週の(F1)テストが開催されるかどうかはかなり疑わしい。我々のGP2関係者が無事に帰国できるよう願っている」
バーレーンでの合同テストと開幕戦は中止にせざるをえないとの見方が出てきている中、バーレーンGPの主催者は、予定どおり開催するつもりであるとの声明を17日に発表した。バーレーン・インターナショナル・サーキットのCEO、シャイク・サルマン・ビン・イサ・アル・カリファ氏は、声明の中で次のようにコメントしている。
「わが国、そしてバーレーン・インターナショナル・サーキットにおける最優先事項は常に、バーレーンの全国民、外国人居住者、海外からの旅行者の安全である」
「我々は現在も、2011年ガルフエア・フォーミュラワン・バーレーン・グランプリにおいて今年もイベントを成功させることに集中している。我々は、関係当局と協力し、状況を詳しく観察し続けている」
「現在の我々の最優先事項は、このイベントにかかわるすべての人々の安全を確保することである」
合同テストが行われるバルセロナで、金曜、F1チームは、バーレーンテストを行うべきかどうか話し合いを行うものとみられている。