来季F1でレースを続ける道を探っているニコ・ヒュルケンベルグが、第一希望はフォース・インディアのレースシートであり、全力を尽くして交渉にあたっていると述べた。

 ヒュルケンベルグはブラジルGPで自身初のポールポジションを獲得、ウイリアムズに100戦ぶりのポールをプレゼントした。しかしチームは最終戦アブダビGP直後にヒュルケンベルグの放出を正式に発表した。ウイリアムズはその後、ベネズエラから多額のスポンサーマネーを持ち込むとうわさされるパストール・マルドナドと契約した。

 F1公式サイトのインタビューにおいて、ブラジルGPでポールポジションを獲ったことで来季シートを確保できると思ったかと聞かれ、ヒュルケンベルグは「もちろんだ」と答えている。
「ブラジルGPでのポールポジションはウイリアムズにとって何年かぶりのポールだったんだ。でも、たった1周で物事の流れを変えることはできない。何かが起こりつつあるという兆候は以前からあった。チームは契約の話し合いを繰り返し延期し、『いつかそのうち』と先送りし続けた。だから何かが起こっているんだということは分かっていた。それでも彼らのところに残りたかった」

 2011年にF1でレースができる見込みかとの問いに対して、ヒュルケンベルグは現在交渉しているところであり、年内には契約をまとめたいと述べた。
「今交渉をしている段階なのではっきりとは分からない。契約を結ぶことを望んでいるし、そのために必死に頑張っているところだ。でも誰もが知っているように、いいレースシートはあまり残っていない。でも望みはまだあるし、諦めないよ。近いうちに皆にいい話ができるといいね。できればクリスマス前に」

 最も可能性が高い候補は、うわさされているようにフォース・インディアだという。
「ほとんどの人が知っているように、一番の候補はフォース・インディアだ。でも、ご存知のとおりあそこのシートを狙っているドライバーは大勢いる。彼らと交渉しているところなので、どういう結果になるか見ていこう」

 テストドライバーとしてF1に残る“プランB”については今は考えていないと、ヒュルケンベルグは言う。
「プランBについては考えたくない。今は2011年にいいレースシートを見つけることに100パーセント集中している。そのために全力を尽くしているんだ」

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