FIAは、今月17日に亡くなったジュール・ビアンキのカーナンバー『17』を永久欠番にすることを発表した。
マルシャF1(現マノー・マルシャ)のドライバーだったビアンキは、昨年、鈴鹿サーキットで開かれたF1日本グランプリで頭部に重傷を負い、それ以来、意識が戻らないまま9カ月もの長く厳しい療養生活を闘かってきたが、今月17日に息を引き取った。
FIAは20日、ビアンキに敬意を示し、彼のカーナンバーを永久欠番にすることを公式サイトで発表した。
「FIA会長のジャン・トッドは、ジュール・ビアンキに敬意を表し、カーナンバー『17』をFIA フォーミュラ1世界選手権の永久欠番とすることを発表した」
「現在、F1のカーナンバーは各ドライバーの選択制になっており、FIAはジュール・ビアンキのカーナンバー『17』を永久欠番にすることがふさわしいと考える」
「これに伴って、今後このナンバーがFIA フォーミュラ1世界選手権に参戦するマシンに使用されることはない」
F1では、2014年から“パーマネントナンバー”制度が導入されている。
これは、ドライバー自身が選んだカーナンバーをキャリアを通して使用するもので、各ドライバーは2番から99番の中から自身のナンバーを選択。前年のチャンピオンには『1』をつける権利も与えられる。
ビアンキは申請時、『7』『27』『77』の3つを選択していたが、優先権のある前年のランキング上位ドライバーがすべてそれらを申請していたため、最終的に『17』を使用することになった。
21日は、ビアンキの故郷ニースで彼の葬儀が執り行われることになっている。
— Manor F1 Team (@ManorF1Team) 2015, 7月 20