レビュー:2013ヘレス公式Formula Oneテスト
各チーム、新型ピレリタイヤの第一印象はポジティブ
2013年2月8日、ミラノ
スペイン南部のヘレスで行われた今シーズン最初の公式Formula Oneテストにおいて、各チームはピレリの最新型グランプリタイヤを初めて試しました。全長4.428kmのタイトでツイスティなヘレスのトラックで、ピレリの2013年型タイヤレンジの大半の要素がテストされました。4日間のテストを通じて、各チームは最新型P Zeroタイヤの基礎的特徴を学習し、ポジティブな第一印象を得ました。各チームは、2月19〜22日に行われる次回の公式Formula Oneテストのため、バルセロナへ向かいます。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「大半のチームが新型マシンで走行したヘレスでの4日間は、コンパウンドとタイヤ構造が一新された我々の2013年型タイヤに関して、総合的に良い印象をもたらしました。我々の方向性は正しく、期待していた変化が実現されています。すなわち、タイヤは昨年よりも速く、ピーク性能のウィンドウがより広くなっています」
「しかし今回、ヘレスのコンディションは理想的ではありませんでした。ヘレスの路面は、シーズン中に訪れるサーキット中で最も粗いものですが、昨年よりもさらに粗い状態だったため、適正な結論を導くのが難しい状況でした。ヘレスでは、ハードとミディアムについては大量のデータが得られましたが、ソフトについては僅かなデータのみで、スーパーソフトについては全くデータが得られませんでした。次回、バルセロナで行われる2回のテストを楽しみにしています。バルセロナでのテストは、各チームが今年のタイヤに関する知識を深める非常に価値ある機会となるでしょう」