フェラーリが今年の夏にマラネロの風洞を大幅にアップグレードさせる計画でいると、アルド・コスタが語った。
フェラーリは、シーズン序盤のレースでマシンに施したアップグレードが風洞データの示すダウンフォース量に届いていなかったことを認めている。
彼らは、ケルンにある旧トヨタF1の風洞をレンタルするなどしてこの問題を詳しく分析した結果、マラネロの風洞が誤ったデータを導き出していることを発見し、問題の原因であることを突き止めた。
フェラーリのテクニカルディレクターを務めるアルド・コスタは、これまでの改良に加え、今年の後半には大幅なアップグレードを計画しているとコメントした。
「風洞に問題が起きることは珍しくないが、残念にも多くの注意が集まっているときに起きてしまった」
「今のマシンは、多くのエリアで空気の渦が非常に複雑となっているので、うまく働いていない部分があった。だから、風洞を見直さなければならなかった」
「さらに、設備自体も詳細なエリアで再設計しなければならない。おそらく、8月のサマーブレークの後、9月か10月になるだろう」
コスタは、トヨタの施設を利用したことが、フェラーリの問題解決に役立ったと認めている。