F1スペインGPは予選日を迎え、フリー走行3回目のセッションが行われた。トップタイムをマークしたのはフェリペ・マッサ(フェラーリ)。2番手にキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、フェラーリのワン・ツーとなった。
迎えたスペインGP予選日、現地時間で11時からスタートするフリー走行3回目の時点で19度、路面温度は28度。セッション開始前から、地元の英雄フェルナンド・アロンソを応援するファンがスタンドからチアホーンを鳴らし気分を盛り上げる。
ほぼ全車が1周のインスタレーションラップを終えてマシンをガレージに入れる。いち早く連続周回に入ったのは、昨日のFP2で下位に沈んだトヨタのティモ・グロック。序盤はトヨタ勢、それにルノー勢が積極的に周回を重ねる展開となった。
開始20分前後から各車再びコースイン。開始25分にはジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)がコースオフした他は淡々とセッションが進むが、開始30分にニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)が正面からタイヤバリアにクラッシュ。マシンに大きなダメージを負った。
終盤、一気にタイムが上がり始める。ここまで好調なのはフェラーリ勢だが、終了13分前にはソフトタイヤでグロックが総合トップタイムへ。終了直前のアタックシミュレーションでもなかなかこのタイムが破られないが、終了3分前にマッサがトップへ。ライコネンが続き、フェラーリがワン・ツーという状況に。これに続いたのは、ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロのブラウン勢となった。
今回マシンを改良してきたBMWザウバーのロバート・クビカが5番手。ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が6番手となった。11番手ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)までが1秒以内に入る僅差の争いとなっている。中嶋一貴(ウイリアムズ)は18番手だった。