フォース・インディアの代表、ビジャイ・マルヤが、ジャンカルロ・フィジケラが次戦イタリアGPでルカ・バドエルに代わってフェラーリをドライブするのではとのウワサを否定する声明を発表した。
フェラーリは、ベルギーGPでポールポジションから決勝2位を獲得したフィジケラを、両者の地元、イタリアGPで起用するのではとの推測が持ち上がっている。フィジケラとマネージャーは、チームから全くコンタクトはないとしてウワサを否定しているものの、フォース・インディアのコマーシャルディレクターのイアン・フィリップスは、BBCラジオ5ライブにおいて月曜に、24時間以内にフェラーリはマルヤに電話をし、フィジケラの起用を依頼するだろうと述べた。
しかしマルヤは同日、声明を発表し、フィリップスの発言は無視されるべきものであると主張した。
「フォース・インディア・フォーミュラワン・チームは、ジャンカルロ・フィジケラに関して少し前にメディアの一部が行った報道に関し、明確にする」
「チームの表彰台フィニッシュの直後に行われた記者会見で、この話題に関して特定の質問が繰り返されたことに対し、フィジケラ自身が“フェラーリから一切の招待を受けていない”と明言し、“モンツァのグランプリでフォース・インディアのマシンをドライブするのを楽しみにしている”とも付け加えた」
「昨日以来この状況は一切変わっておらず、我々はフィジケラがモンツァでマシンを思い切り走らせるのを見るのを楽しみにしている」
「イアン・フィリップスはチームのスポークスパーソンに指名されたわけでもなく、メディアにコメントする権限も有しておらず、彼のコメントは、フォース・インディア・フォーミュラワン・チーム・マネージメントの見解を反映してはいない。したがって、彼のコメントは無視されるべきである。我々は、少し以前に一部メディアが行った報道において、彼が発言したと報じられたものはすべて、根拠のないこととして完全に否定する」