2014年からスタートするフォーミュラEは、18インチのホイールと全天候型のタイヤを採用する初のチャンピオンシップシリーズとなる。
電気エネルギーのみを利用するEVフォーミュラカーの新シリーズ「フォーミュラE」は、2014年からロンドンなどを舞台に全10戦がストリートコースで開催されることになっている。
今月10日、フォーミュラEのニューマシン『スパーク・ルノーSRT_01E』がフランクフルト・モーターショーにおいて発表されたが、ここでお披露目されたマシンには、ひときわ目立つ18インチのホイールと、ドライ&ウエットの両コンディションに対応する特殊なトレッドパターンを採用したミシュランタイヤが装着されていた。
このタイヤは、例外的なウエットコンディションを除き、タイヤ交換を必要としない。
「ミシュランは、シングルシーター・レーシングカーにおける初の優れた新世代18インチレース用タイヤを披露するために、このフランクフルト・ショーを選んだ」と、ミシュランのモータースポーツ責任者パスカル・クアノンは語っている。
「(タイヤは)エネルギー効率が良く、かつロードタイヤにより近くなるよう、その両方を目指してデザインした」
また、フォーミュラEホールディングスのCEO、アレハンドロ・アガグは、レースウイークに供給されるタイヤが各チーム3セットになると認めた。これにより、マシンは1台あたり1セット半、6つのタイヤでフリー走行、予選、決勝を走りきることになる。